ウォルグリーンが店内で展開するインストアクリニック、テイクケアクリニックが糖尿病や喘息といった慢性病をモニターする医療サービスの提供を始めました。
競合のCVSはすでに提供していますので、サービス内容で追いついたことになります。
インストアクリニックで医療を提供しているのはナースプラクティショナーかアシスタントドクターで、提供できるサービスはベーシックな病気に限定されています。
これに慢性病のモニターを加えることは、提供側の技術的には問題がなくても、保険がカバーするのかという点と、医者からの反発もあって、簡単なことではないんですね。
資料には医師協会のコメントが出てますが、やはりネガティブです。
オバマケアによる改革で来年から全国民が健康保険を持つことになり、医者不足の深刻化が問題視されていて、ウォルグリーンはこの問題がなければモニターサービスを開始することはなかったかもしれないとコメントしています。
この医者不足を解消する、それと医者による医療サービスを補完する(たとえば高血圧患者の診療は医者がやって血圧の計測は営業時間の長いインストアクリニックが担当する)、だから医者の領域は侵害しないというのがインストアクリニック側のロジックなんですけどね。
ちなみにインストアクリニックは現在全米に約1400カ所あるそうで、そのうちCVSのミニットクリニックは640カ所、テイクケアクリニックは370カ所、CVSは2017年までに1500カ所にまで増やすと言ってまして、今後の急増のほとんどはCVSが引っ張っていくことになりそうです。
2013年4月 5日
[ウォルグリーン] インストアクリニックで慢性病のモニターサービス開始
鈴木敏仁 (05:05)
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