ポーラ・ディーンというセレブリティシェフがいるのですが、共同経営しているレストラランの従業員から起こされた裁判で黒人に対する人種差別表現を口にして、これがメディアに漏れて評判となり、大手企業との契約が続々と打ち切られるという事態が起こっています。最初はここで取り上げるほどのことでもないだろうと思っていたのですが、企業数がどんどん増えていて、取り上げてみたくなりました。
商品契約を打ち切ったのは、ウォルマート、ターゲット、ウォルグリーン、シアーズ、JCペニー、QVC、現在検討中がメイシーズとコールズ、広報としての契約を打ち切ったのがスミスフィールド、レストラン名から名前を外したのがシーザーズ・エンターテイメント、また料理番組も打ち切られました。
この人が社長をつとめるポーラ・ディーン・エンタープライゼス社の年商は推定1億ドルなんだそうですが、おそらく80%程度が消滅するだろうとのこと。
つまりたった一言の差別発言で8000万ドル(日本円で約80億円)が吹っ飛ぶというわけです。
日本では矢口真里が騒動起こしてますが、比較にならないですね。
ディーンは危機管理のスペシャリストをすでに雇っていて戦略的に回復を図ろうとしているようですが、長期的には復活があり得ても、短期的には難しいだろうというのがもっぱらの意見です。
2013年7月 2日
セレブリティシェフの大失敗
鈴木敏仁 (06:42)
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