カリフォルニア州で使い捨てのビニール制レジ袋を禁止する法案に、ジェリー・ブラウン州知事が署名し、禁止法が成立しました。
市レベルでの禁止法は存在したのですが、州レベルでは全米初となります。
大型店舗は2015年7月1日から、小型店舗は2016年7月1日から発効、これ以降お客は自分でバッグを持ち込むか、リサイクルペーパー製紙袋または土壌還元可能なバッグを一つ最低10セントで購入することが義務づけられます。
ただし青果や肉で使用されるビニール袋は除外。
ちなみに大型店舗と小型店舗は、売上高と面積で区分けされています。法案をざっと見ると、年間売上高200万ドル以上、1万sqf以上、の店舗が来年から規制対象になるようです。
これに対して、レジ袋を製造しているメーカーが組んでいる業界団体が、禁止法を無効とするよう努力するという反対声明を出しています。
まあつまり、今回の規制法の成立は、レジ袋業界による、というよりも石油業界という方が正しいと思うのですが、ロビー活動の敗退ということができます。
ばらまくお金が少なかったのか、または環境という倫理観を政治家が優先したのか。
過去のトレンドを考えると、リベラルなニューヨーク州も同様の禁止法を作る可能性は高そうです。
一方石油コンツェルンに支配されているテキサス州などでは、同様の法律が成立する可能性は低いんじゃないかと思います。
2014年10月 1日
カリフォルニア州、レジ袋の禁止法が成立へ
鈴木敏仁 (11:50)
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