2015年7月 3日
売価ミスへの対応にみるホールフーズのユニークさ

ホールフーズのユニークさというよりも、ジョン・マッキーのユニークさ、と言い換えた方がいいかもしれませんが。

先月末、ニューヨークのメディアが、マンハッタンのホールフーズの商品に売価ミスがあるという内容の記事を載せました。

総菜に多いですが量りで計測して売価シールを貼る商品があります。
この商品群の中に、重さとユニットプライスと価格がマッチしていない、売価が不正に高いものがある、ということが行政による調査で判明したという内容でした。

アメリカでは地方行政や政府機関がサードパーティを雇い、店頭売価がチラシと連動しているか、重さの計測が間違っていないか、といったことを定期的に調査することがあります。
結果をもとにし、当該企業を糾弾し、罰金を科す。
罰金は市の財政に組み込まれるのですが、市民が不当に支払っていたものを市民に還元するという考えなんですね。

マンハッタンのホールフーズでもこれが見つかったというわけなのですが、実はこれ自体は珍しいことではなく、よくある話ではあります。

今回取り上げたのは、これに対してホールフーズの共同経営者2人がそろってYouTubeでお詫び会見の動画を公開したことです。
メディアに取り上げられてからわずか1週間で、経営者が自ら顔を出してお詫びし対応策を語る。

果たしてこれができる小売企業の経営者がいるかどうか・・・と考えてしまったのでした。
日本ではあり得ないでしょう。

ホールフーズはやはりユニークな企業です。

鈴木敏仁 (12:38)

コメントする

ペプシネックス



R2Link QR Code
R2Linkを携帯で!



バックナンバー

最近のトラックバック

2021年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            



ソリューションを売れ!
ソリューションを売れ!


Twitter

このブログのフィードを取得
[フィードとは]