シアーズの縮小が続いています。夏までにKマート68店舗、シアーズ10店舗、トータル78店舗を閉鎖すると発表しました。
1月の年度末の時点で、Kマート941店舗、シアーズ705店舗、トータルで1,646店舗です。
およそ5%の店舗カットということになりますね。
ちなみに昨年度の決算書によると、売上高は前年比19.4%減、最終利益高は11億2,800万ドルの赤字でした。
財務諸表を見ると、総資産113億3,700万ドルに対して借入金が132億9,300万ドルで、債務超過です。
一方キャッシュフロー表では、営業キャッシュフローはマイナスですが投資キャッシュフローがプラスで、投資キャッシュフローのプラス分はすべて固定資産の売却益、つまり店舗の切り売り分です。
店舗を売って運転資金を確保しながらビジネスを回しているわけで、"小売で日銭を稼いでいる商業不動産投資会社"、がシアーズの本質と言って良いでしょう。
ただ普通の不動産投資企業は買って売って儲けるのですが、シアーズの場合は"売るだけ"という点が異なってます。
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