ホールフーズのウォルター・ロブがCEOを辞任しました。
同社は創業者のジョン・マッキーとウォルター・ロブの2人でCEO機能を分け合うという珍しい二頭体制を過去6年間実施してきたのですが、ロブの辞任でマッキーが単独CEOとなります。
先週水曜日に発表された決算では、売上高は2.2%増、最終利益高は5.4%減の増収減益、既存店成長率は2.5%減でした。
通年での既存店のマイナス成長は2009年度以来、これはリーマンショック後の景気後退によるもので、通年での既存店のマイナスはこの年を除くとひょっとすると上場以来初めてなのかもしれません。
上向かない業績の責任を取って共同CEOの一人が辞任した、ということになります。
決算数値を見ると、対前年比で粗利益高が落ちています。
おそらくこれは値下げや価格販促の増加によるものでしょう。
問題は販売管理費が逆に上昇している点。
結果として営業利益が落ちています
価格に焦点を当てるならば、経費にもメスを入れないと、当然のことながら利益は落ちます。
同社の収益構造はデパートメントストアに近いですから、どんなに価格で頑張っても普通のSMには勝てません。
店舗環境もマーチャンダイジングポリシーも素晴らしいんですけどね。
いかんせん販管費が高すぎる。
365の開発にリソースを分散するよりも、本体の改革にフォーカスした方が良いように私は思います。
単独CEOとなったマッキーの次の一手に注目です。
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