インスタカートの創業CEO、アプールヴァ・メータがビリオネアの仲間入りを果たしたと報じられました。
つい最近の資金調達ラウンドで企業評価額が137億ドル(1ドル110円換算で1兆5,000億円)となり、メータの持ち分がおよそ10%弱なので資産が12億ドルとなったと。
紙の上の評価額ですが、年齢33才で、創業8年ですから、やはりたいしたものです。
食品を売るという成熟した市場でこういう会社や人が現れるなどとは想像もできなかったことで、やはりどんなところにも大きなチャンスというものはあるんだなと改めて実感します。
インスタカートのビジネスモデルはマーケットプレイス型を取っており、オンデマンド型宅配ビジネスではありますが、一方ではアマゾンや楽天と同様のマーケットプレイスを提供するプラットフォーマーでもあります。
インスタカートから見るならば、利用しているコストコやアルバートソンズは一介のセラーということになります。
なので売下高規模は流通総額で測ることとなり、ネットが急増した4月に食品EC市場のシェア57%でダントツトップに立ったという調査結果があります。
もちろん単独ではウォルマートがトップなのですが。
そのビジネスモデルの本質的な理解のカギは、保有する、店舗なし、車なし、商品なし、つまり固定資産や流動資産は限定的で、評価額のほとんどはテクノロジーや宅配ネットワークという知的財産という点ですね。
それで企業評価額が100億ドルを超えているというわけです。
データの時代、を体現するような会社なのです。
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