ウォルマート傘下のMWCフォーマット、サムズが26日に、店舗レベルにおけるフルタイムマネジメントの組織を改変する予定であることを明らかにしました。
リリースによると、下位レベルのマネジメント職を5つ減らし、その代わりに高位のマネジメント職を3つ新設するとしています。
現在580店舗ですから、およそ1000人が職にあぶれる、という計算ですね。このうち250人は会社を辞めて、ウォルマートへの異動など他のポジションへ移ることになるとしています。いちおうサービスレベルの改善のためと言っているのですが、明らかに経費削減でしょう。縮小均衡に陥らなければ良いのですが。
さてこのサムズ、大げさな表現を使うといまだ迷走中です。コストコを真似て一般会員向けへの転換を志向し、しかしうまく行かずビジネス会員向けに逆戻りし、いままたMDを'女性向き'に変えるなど一般会員志向に戦略が戻ってます。
この件、一度記事にしました。「サムズが女性にフォーカス」
コストコが強すぎるというのが、サムズにとってのつらさかもしれません。いつも比較されてしまう。コストコは超繁盛フォーマットですから、ある意味比較されるほうがつらい。
再びビジネス会員向けに戦略を戻すかもしれません。サムズが一貫性を保つにはもうしばらく様子を見守る必要があると思っています。ひょっとしたら、売却というオプションもあるかもしれない。
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