フェデックスが第3四半期の業績を発表したのですが利益を落とし、CEOのフレッド・スミスがその原因として悪天候とクリスマスシーズンの宅配トラブルを挙げました。さらに宅配トラブルを起こした原因の一つは小売企業が抱えている問題に根ざしていると指摘しています。
要するに悪いのは自分たちだけじゃないということを言いたいわけですね。
これがそのときの記事。
クリスマスまでに届かなかったクリスマスプレゼント
小売企業が持つフルフィルメントの技術力は通常高くありません。
まだ始めたばかりですからノウハウが積み上がっていない。
だから取り扱いボリュームが前年を大きく超えるとパンクしてしまうわけですね。
一方のアメリカの宅配企業も似たようなものです。
日本のように競合企業が林立するような環境ではないため技術を進化させるというモチベーションが低く、そのためネットワークに緻密さがないですし、価格が高い。
双方ともに小口物流に対する技術が低く、どんどん成長しているネット販売に対応できていないということです。
これ、同じようなトラブルがこれから頻発しつつ、トライアル&エラーで改善されてゆくのでしょうね。
私が注目しているのは、自社宅配にしてしまう小売企業がこれから出てくるのかどうかです。
アマゾンは確実に導入するとして、ウォルマートがどうするかですね。
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