2014年10月22日
ディスカウントストアはアマゾンより安い

ネット上の売価をトラックする専門企業の360piと金融会社のウェルズファーゴが、アマゾンとウォルマートやターゲットといった大手ディスカウントストアによるネット売価を年間通して調査し、その結果をメディアが報じているのですが、ほとんどのケースでディスカウントストアの方がアマゾンよりも安いという結果が出たそうです。

これは去年の記事です。
ウォルマートvsアマゾン、プライスリーダーはウォルマート

この昨年の記事で書いたように、アマゾンやEコマース企業はリアル小売企業のように店舗を持たない分コストが低く、だから安く売ることができるという論があります。
でもそれは机上の空論で、実はそうでもないということです。

単純に販管費率で比較すると、アマゾンの26.2%にウォルマートが19.2%ですから、ウォルマートに軍配が上がることになります。
荒利益率もアマゾン27.2%に対してウォルマート24.8%ですから、こちらもウォルマートの勝ち。
ただアマゾンは将来の投資優先で利益を無視しコストをかけているので販売管理費率で単純比較は無理がありますし、カテゴリー構成もかなり違うので荒利益率で単純比較することもできません。

リアル小売企業が価格で勝っている理由の一つとして技術が向上が挙げられています。
競合企業の価格を常時モニターしてこちらの価格を動かすダイナミックプライシングですね。
アマゾンは毎日最大で4,000万アイテムの価格を変えていると見られているのですが(年末のピーク時で最大8,000万アイテム)、1つのアイテムを1日に何度も動かしたりしますから、回数ベースだともっと数字が大きくなるでしょう。
リアル小売企業もこれに対抗する技術を持ち始めたということです。

目に付きやすいのでデリバリー分野ばかりが取り上げられがちですが、実はこういうところでも激しいつばぜり合いを繰り広げているんですね。

鈴木敏仁 (03:14)

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