2021年4月26日
ニーマンマーカス、スタイリスト向けに中古EC用アプリを開発

デパートメントストアのニーマンマーカスが、自社スタイリスト向けにお客の中古アイテムを取り扱うアプリを開発しました。

中古ECのファッションファイルのプラットフォームを利用、スタイリストが自分の顧客のアイテムを中古品として売る手助けをする目的だそうです。
例えばスタイリストがお客の家に行って売れるアイテムを探し出すようなニーズですね。

資料ではクローゼット・キュレーションと言ってます。
面白い表現ですね。

もちろんここでいうお客とは富裕層で、高価なものがクローゼットにたくさん眠っている可能性の高い人たちです。
彼らの在庫を減らすことができれば、それだけ新商品が売れる可能性が増えるわけです。

アメリカの中古EC市場はいまも伸びていて、プロパーなリテーラーにとっても大きな取り組み課題となっています。

鈴木敏仁 (03:02)


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2021年4月20日
ウェビナーのご案内 お申し込みお早めに

毎月恒例のウェビナー#9の申込締切まで一週間を切りました。
聴講を予定されている方はお早めにどうぞ。

【グローバル流通最新トレンド】 ウェブキャスト:ライブアップデート #9

【日時】2021年4月27日 10:00開始(11:00終了予定)
【会場】オンライン
【講演者】鈴木敏仁
     矢矧晴彦 (経営コンサルタント)
【受講料】3,000円
【申込締切】 2021年4月26日 10:00

鈴木敏仁 (03:45)


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2021年4月16日
アマゾン、プライム会員数は2億人超

ジェフ・ベゾスが株主宛に毎年公開している書簡に、プライムメンバーがグローバルで2億人を超えたという記載がありました。
昨年初頭の推定が1億5000万人だったので一年間に5000万人が増えたことになります。

各国会員費が異なり例えば日本はアメリカよりも格安なのですが、ざっくりとアメリカの119ドルで計算すると年間の会員費収入は238億ドル(日本円でおよそ2兆5,000億円)ということになります。

ちなみに書簡には、1260億ドルのバリュークリエーション、と記載されています。
プライムの価値は13兆円、と言っているわけです。

囲い込みのツールとして過去これほど成功した例はないでしょう。

鈴木敏仁 (01:50)


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2021年4月13日
【ウェビナーのご案内】 テーマはデジタルトランスフォーメーション

今までずっと鈴木が主体となってアメリカの小売業界をテーマとして話をしてきましたが、10回目は趣向を変えます。

デジタルトランスフォーメーションとヨーロッパの小売業界をトピックとして、毎月末のセミナーの間にエキストラで一つ加えてみることとしました。
攻守も交代し、矢矧さん主体で、鈴木は聞き手となります。

矢矧さんはコンサルタントとして企業の業務プロセスの改善に携わってきて、DXも現場で指導してきた方です。
面白い話が聞けると思うので楽しみにして下さい。

【グローバル流通最新トレンド】 ライブアップデート #10

【日時】2021年5月13日 10:00開始(11:00終了予定)
【会場】オンライン
【講演者】矢矧 晴彦(経営コンサルタント)
               鈴木敏仁     
【受講料】3,000円
【申込締切】 2021年5月12日 10:00

皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

鈴木敏仁 (03:26)


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2021年4月12日
ナイキ、返品商品の再販を開始

ナイキが返品された商品の再販を開始しました。プログラム名はナイキ・リファービッシュド(Refurbished)、15店舗から開始。

プログラムを実施しているいナイキストアに購入時から60日以内に返品された商品が対象で、必要に応じて修理をし、コンディションを新品同様(1回か2回程度使用されたレベル)、少しだけ使用済み(新品同様よりも長く使用されたレベル)、外観上の欠陥(製造段階で何らかのバグがあったB級品)、の3つに分けて値付けして店頭で再販。
また再販できない商品は寄付かリサイクルする。

いったん購入された商品を下取りして売るリセールはご存知の通り市場が伸びていて、スレッドアップやリアルリアルといった専門EC企業に加えて、ノードストロムのように自前ではじめる小売企業も出てきています。
エコ意識の高まり、若年層による支持、などが成長の背景で、ナイキのようなブランドメーカーも無視できず自ら乗り出しはじめているというわけです。

鈴木敏仁 (02:18)


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2021年4月 8日
モールの空室率が過去最大の上昇率を記録

第1四半期のモールの空室率が昨年の第4四半期から0.9ポイント上昇して11.4%となり、2009年第1四半期の0.8ポイント増を上回る過去最大の上昇率を記録したそうです。
ムーディーズによる統計分析なのですが、構造的な変革が起きているのでこれがボトムではないだろうとしているので、空室率はこれからさらに上昇する可能性があります。

前回のエントリーの通り、大型モールは大きな曲がり角に来ていて、その象徴がこの空室率といったところでしょう。

鈴木敏仁 (03:54)


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2021年4月 5日
ブルックフィールドがバイアウトで非REITに

モールを運営するブルックフィールド・プロパティーズが、ブルックフィールド・アセットマネジメントに65億ドルでバイアウトされることで合意しました。

アセットマネジメントはブルックフィールドグループが所有する、不動産、インフラ、債権といった資産をマネジメントする上場企業です。
目的はREITでなくなること、"de-REIT"と表現されています。

REITは一定条件を満たすと配当利益の損金算入が認められるかわりに、キャピタルゲインを除く課税所得の95%を配当するという、特殊な金融スキームを持った事業体です。
非REIT化する理由はこのスキームだと改装費用といった目的に十分な資金を割り当てづらくなってきていることにあるそうで、要するに収益が悪化している環境で配当を優先すると将来への投資がしづらい、ということのようですね。

このトレンドは今にはじまったことではなく、ブルックフィールドが非REITになったことで、残りはサイモンのみになったと記されています。

モール業界が大きな曲がり角に来ているという分かりやすい事例ではないでしょうか。

鈴木敏仁 (03:50)


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2021年4月 1日
無料オンラインセミナーのご案内

5/11に無料のオンラインセミナーが開催されます。
主催はフルカイテン株式会社様、瀬川社長よりお声をおかけいただきました。
テーマは在庫問題、アメリカの在庫に関する話をさせていただくつもりです。

アメリカ小売企業の在庫管理はかなり徹底しているのですが、比較すると日本は甘い。
何故なんでしょう。
DXやECで在庫問題は避けては通れないテーマなので、待ったなしといったところでしょうね。

お申し込みはこちらから。
DX先進国アメリカの小売と在庫

鈴木敏仁 (04:52)


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